中堅・中小企業におけるデータ活用:データ分析・活用って難しい?

こんにちは。

宮古島行ったり、キャンプに行ったり、最近遊び倒している岡安です。

先日(といってももう1か月ほどまえですが)、東京商工会議所北支部の若手経営者を対象にした「きた若手経営者ゼミナール」という講座に登壇してきました。

「きた若手経営者ゼミナール」は中小企業診断士などを中心とした講師が若手の経営者向けに、全5回の連続した講座です。

http://event.tokyo-cci.or.jp/event_detail-70906.html

 

通常の研修やセミナーよりも熱心な受講者も多く、講師としても自然と力が入りました。

私は、5回の講座のうちの一つ「財務・管理会計とデータ活用」のテーマでお話をしてきた訳なのですが、その中でお話ししたものや、ネタとしてまとめたけどセミナーでは使わなかった内容を何回かに分けてブログにまとめて行きたいと思います。

 

データ分析やデータ活用って難しい?

データ分析という話になると、多くの方が、「なんだか難しそう」とか「大企業に勤めている訳でもない自分には関係ない」と思うことも多いようです。

 

「データ分析は難しいんでしょ?」

という質問をされた場合に、私個人としては、

「難しいといえば難しいけど、簡単といえば簡単です」

と答えています。

 

最初から難しかったり、いろいろなデータを組み合わせた分析をしようとすれば、当たり前ですが難易度はあがります。

しかし、できるだけ、いまあるデータやすぐに取れるデータを活用してシンプルな判断に使うといった方法であればさほど難しくはありません。

まじめな人や勉強熱心な人ほど、データ分析を難しく考えてしまう傾向にあるようです。

例えば、会計データで考えると、損益計算書などの比較的わかりやすいものだけでなく、中小企業や個人事業主ではあまり活用のしようがないような貸借対照表やキャッシュフローなどを使おうとしたり、そこから勉強し始めたりするから難易度が上がってしまいます。
(どんなデータを使うべきか・意味があるかは業種や業態によりますが)

Webマーケティングなどの分野でもそうですが、インターネット上や書籍で多くの情報が提供されている大企業向けの情報に踊らされて、無駄に手の込んだことをして続かなくなってしまったり、勝手にハードルを上げてあきらめてしまうパターンが多く、非常にもったいないなと感じています。

もしこれからデータを活用した経営や業務改善などを行う場合、まずは、できるところから無理なく始めることをオススメします。

 

かんたんなデータ活用はどこから始めるべきか?

では、簡単なデータ活用はどこから始めれば実現できるのか。

私がお手伝いする場合、

・いますでにあるデータ
・少し形を変えたり、加えたりすれば使えるデータ
・ITを使うなど、少し工夫したり、少しだけお金をかければ集まるデータ

を使うところから始めるようにしています。

具体的なデータの活用方法については、次回の記事で。

 

ではでは。

この記事を書いた人

岡安裕一