Freeeを使って確定申告してみた

こんにちは。

先日期限には多少の余裕をもって確定申告を終えました。

確定申告は会社員時代から行っていますが、やっぱり大変ですね。

確定申告の時期は、士業とかフリーランスの方をお会いすると、「確定申告やっつけましたか?」というのがあいさつ代わりになります。

やり始めてしまえばどうということはない部分もあるのですが、「期限までにやらなければいけない」というプレッシャーはなかなかのものです。

2014年(H26)までは途中まで会社員だったこともあり、処理件数も少なかったことから確定申告(白色)はExcelベースで計算して実施していました。

2015年は1年間個人事業主として活動した初めての年で、さらに「クラウドサービスの導入支援などを行っている立場としては、クラウド会計ソフトの一つも使っておかなあかんやろ」ということで、2015年(H27)分の確定申告からFreeeを使い始めました。

結論としては、うまく準備してから始めればかなり確定申告作業は楽になるのは間違いありません。

周りのフリーランスや士業の方々も多くの人が、FreeeやMFクラウド会計などを利用して、確定申告を行っており、以前より確実に確定申告業務は楽になってきているといえそうです。

来年度はもっと余裕をもって確定申告を終えるために、備忘録的に、使ってみた感想などを簡単に記事にしてみました。

 

クラウド会計ソフトを使ってみての感想

1.銀行とクレジットの自動取込みは超便利

銀行口座の入出金やクレジットカードの明細が自動で取り込めるのはかなり便利です。

さらに継続取引のある顧客からの入金などは一度登録するとその後の仕訳も自動で行われるので、少なくともある程度決まった入金先から売上が上がるタイプの仕事をしていると、かなり楽になることは間違いありません。

また、交通費や仕事をするためのカフェの費用以外の経費の多くをクレジットカードで決済しているので、経費系のデータも多くの部分を自動で取り込むことができたのも、かなり楽でしたね。

特にAmazonのデータを取り込めるのが助かりました。

今までの会計ソフトでも、ダウンロードしたCSVを取り込むことなどはできましたが、完全自動化が実現できるは大きなメリットです。

企業内の業務系システムなんかでもそうですけど、データダウンロード→(場合によっては微調整)→データアップロードの手間は、できればなくしていきたいところです。

 

2.銀行口座とクレジットカードは絞り込むべきだった

いろいろな経緯があり、Freeeに登録した銀行口座数は3口座、クレジットカードは2枚としたのですが、これはもう少し絞りこむべきでした。

特に使い始めの時は、クレジットカードやAmazonアカウントを口座として登録し、入出金が発生するという考え方が理解できていなかったので、戸惑いました。

Freeeでは、クレジットカードは下記のようなイメージで使用します。

Freeeのヘルプセンターより
クレジットカードの利用内容を記帳する(一括払い)

また、口座間の資金移動が売上として自動仕訳されたり、調整に戸惑って余計な時間がかかってしまいました。

2016年からは銀行口座は2つ、クレジットカードは1枚として、さらに、Amazonの利用をプライベートと経費でカードを分けて決済する形にすればシンプルに整理できそうです。

 

3.交通費と喫茶代(雑費)はテンプレートでこまめに入力すべき

件数ベースで一番多かった仕訳は、交通費と移動しながら仕事をするための喫茶店代(科目としては雑費)でした。

これは、まとめてExcel上でデータを入力して一気にCSVで仕訳データを作成しましたが、こまめに入れておけば、さらに楽になった部分ですね。

Freeeでは、よく使う取引をテンプレートとして(金額、勘定科目、取引先などを)登録できる機能があります。

よく移動する交通費や喫茶店での費用を登録しておくことで、入力が数秒で出来てしまいますので、2016年度はテンプレート機能をフル活用する予定です。

 

電子帳簿保存法のスキャナ保存要件緩和で2016年分はさらに便利に使えそう

電子帳簿保存法のスキャナ保存要件緩和をご存知でしょうか?

税務署への申請を行い、要件を満たす形でデータを保存できれば、領収書などの原本の保存が必要なくなります。

原本はそれほどの量ではないとはいえ、年度を重ねるごとにどんどん書類が増えていきますので、原本の保存が必要なくなるのはかなり助かります。

ただし、データ保存要件を個人レベルで実現するのは現実的ではないので、Freeeなどの要件を満たすシステムを利用するのがよさそうです。

 

2016年分は少なくとも月次決算を目指す

これはクラウド会計ソフトを使う使わないは関係ない部分もありますが、月次決算ができるような運用(日々の入力)にしておけば、確定申告で苦しむことはなさそうです。

確定申告はやらなければいけない作業ですが、何か付加価値を生むようなものではないので、極力効率化していきたいと思います。(当面独立した状態で食べていけそうなので、税理士さんにまるっとお願いするとかも考えた方がよさそうな気もしていますが。)

ではでは。

 

この記事を書いた人

岡安裕一