こんにちは。
ブログではお久しぶりです。
岡安でございます。
何気なくFacebookを眺めていて、独立している知人数名が「独立して〇年たちましたー」といった投稿をしているのをみかけ、「うむうむ。みんな頑張っておるのう。はげむがよいぞ。」などと、謎の殿様目線でいたわけです。
でも、「あれ、俺もそろそろ独立してから切りのいいタイミングではなかっただろうか…?」と気づいてしまい、調べてみると、6月1日で独立して丸5年。
というわけで、6年目突入記念で久々のブログエントリーです。
元々鼻息荒く独立したというよりは、なんとなく流れで会社を辞めてフリーランスになったので、たいして感慨深くもなかったりするのですが、まずはなんとか生き延びてます。
独立してからここまでのイメージは、「道なき道を行く」というアドベンチャーな感じよりは、「知らない街を少しドキドキしながら気の向くままに散歩している」くらいの感じです。
そんな感じでゆるゆるとやっておりますので、今回の記事も、カフェで私と雑談してるくらいの気持ちでお読みくださいませ。
そして、相変わらず長文なので、ご注意を。
ちなみに昨年はすっかり忘れてしまいましたが、2年前、3年前にそれぞれ節目のブログ記事をアップしていますので、暇で暇でどうしようもないという方は、あわせてお楽しみください。
ぶっちゃけ最近どうなの?
5年間生き延びたので、そのくらい思わせてもらってもバチはあたらないと思いませんか。
新しいお仕事その①成功報酬型Webマーケティング
2年前のエントリーを見ると、何か新しいことしたい的な生意気なことをいっておりますが、いくつか新しい仕事などもしております。
一つは、すでにブログ記事にもしちゃっているのですが、成功報酬型のWebマーケティングのお仕事です。
有料セミナーのWeb集客やCRMなどを使った仕組化を業務を請け負って、セミナー集客数に応じた報酬を得るという形の仕事を2017年後半から行っています。
この仕事は、対象となるコンテンツが
・ニッチな分野で競合が少なったこと(BIツールの中でも、Power BIという特定のサービスに特化している)
・特定の顧客層にはニーズが非常に高いこと
・自分が土地勘のある(会社員時代に関わっていた)分野であったこと
などから、安定した収入につながっています。
どんな分野で成功報酬型の仕事やってるのかと気になる方は、以下の記事もご覧ください。
「0から始める集客の仕組み化構築リアルタイム事例:スピーディーな企画からサイトオープンまで」
ブログ記事として残してあるのは、ビジネスを立ち上げ数か月の2017年の年末までで、その後の状況などを書いていないため、「俺たちの戦いはこれからだ!」(岡安先生の次回作にご期待ください)のような印象があるかもしれませんが、その後受講者も増え、延べ人数200名以上の方にご受講いただき、安定軌道にはいりました。
ブログやメルマガの記事作成までやっているので、濡れ手に粟とはいかないのですが、集客できればできるほど自分の収入にもつながるのはやっぱりモチベーションが上がります。
また、ニッチかつ自分の得意分野であり、競合となるサイトやブログが技術者目線で書かれている記事が多いということで、狙ったキーワードでブログ記事を書くと、割と簡単に検索順位1位が取れたりするのも、「俺って天才かも」感を感じられて、それはそれで楽しいお仕事といえます。
実際の手間を考えると利益率は高くないのですが、やりがいがあるので、もう一つくらい成功報酬型のWebマーケティングのお仕事取りたいなぁと思ってます。
商品やサービスの力とか、ある程度自由な裁量などを求めることになりますが、ご興味のある方はご一報ください。
新しいお仕事その②ビジネスゲーム制作
こちらは2018年から関わり始めた、個人的にはまったく新しいタイプのお仕事です。
ビジネスゲームといってもイメージが湧きづらいと思いますが、企業研修などで利用する目的で作られたゲームで、座学では得られない気づきや、学びに対する納得感を得られます。
今一緒にお仕事をしているのは、富山に本社のある企業「プロジェクトデザイン」さんで、知り合ったきっかけは、私のお客さんである別の研修会社さんからの紹介でした。
紹介元の企業がプロジェクトデザインさんと共同でビジネスゲームを開発し、そのテストプレイに参加しないかと誘われて、セミナー登壇のついでの富山の本社まで伺いました。
単なるおまけとしてテストプレイしていただけなのですが、後日代表の福井さんに「岡安さんはたぶんゲーム作れる人だから一緒にやりませんか?」とお誘いいただいて、自分がビジネスゲームを作れるイメージもないままに、新しい仕事にチャレンジしてみようということで、お手伝いをはじめました。
最初はゲームで研修ということに対してピンと来ていなかったのですが、実際に研修現場を見学させてもらったり、ファシリテーターとして登壇させてもらったりしているうちに、普通の座学研修とはまったくの別物だということがわかってきました。
例えば座学で、「チーム運営にはリーダーシップが必要ですよ」と言葉や事例で伝えても、「そうかもねー」で終わってしまうことも多いわけです。
研修講師とかセミナーに登壇したことがある人は何となくわかると思うのですが、通常の座学の場合は、どうしても受け手である受講者の経験や意識レベルに依存する部分が多いんですよね。
リーダーシップを発揮している上司の下で働いているとか、リーダーとして苦労した経験があるような人には一言で伝わることも、そういった経験をしたことがない、意識したこともない人はなかなか伝わりません。
でも、ゲームを活用すると、ゲーム内でリーダーシップが必要な場面を意図的に作り出し、その場面場面で、で、リーダーシップが発揮できた(あるいはできなかった)という感情を伴う体験をもとにリーダーシップの必要性に気づけるので、腹おち感がぜんぜん違います。
今の話はゲームを使った研修効果の一例ですが、インターンシップ参加者や社員が自社のビジネスを理解するために活用するなど、応用範囲も多く、今後もいろいろな可能性がありそうです。
ちなみに、プロジェクトデザインさんの場合、ゲームといっても運営や準備が大変なボード型の複雑なゲームではなく、カード型の運営自体もシンプルなものを中心にしており、いろいろとこだわりのあるお仕事をされています。
ビジネスゲームが気になる方は、体験会が定期的に開かれていますので、参加してみると面白いと思います。タイミングによっては私が登壇していることもあるかもしれません。
興が乗って話がそれてしまいましたので、私のお仕事内容に戻りましょう。
私は、ファシリテーターとして登壇することもしていますが、今のところメインのお仕事はオリジナルビジネスゲームの制作です。
企業などの要望を受けて、企業の目的にあうゲームを作るのですが、これがなかなかに面白い。
いかに現実世界をゲームのモデルに落とし込むかがキモになるわけですが、単にリアルな世界をそのままゲームに落とし込んでも複雑になりすぎます。
現実世界のポイントを押さえつつ、シンプルに、かつ、ゲーム性も持たせながら、一つの世界を作り上げる必要があり、非常にやりがいがあるお仕事です。ある意味神の視点が必要な感じといいましょうか。
今のところしっかりとしたノウハウをお持ちのプロジェクトデザインさんのアドバイスをもらいながらの制作ですが、そのうち中小企業診断士とかWeb解析やデータ分析、CRMの活用など、自分の得意分野と掛け合わせたゲームとかも作ったら面白そうです。
一緒にこんなゲーム作りましょーといったアイデアがあれば、どしどしご連絡ください。
長いお付き合いになりつつあるお客さんもいる
もちろん新しいお仕事だけでなく、独立初期から今に至るまでお付き合いの続いてる企業も複数あります。
久松農園さんからは引き続き現物支給のお野菜もご厚意でいただきつつ、決済サービスの「Stripe」の導入をお手伝いして、定期便の決済を簡略化してみたり、Googleデータポータル(旧GoogleDataStudio)で売上や販売数、顧客の契約年数をリアルタイムに把握できるようにするなど、面白い仕事をさせてもらっています。
いろいろな顧客と出会うきっかけにもなっているZohoさんともお付き合いは続いていて、ここ1年くらいは、ユーザーコミュニティの立ち上げなどに関わらせてもらっています。
ちなみに、Zohoさんは、40以上のクラウドサービスをユーザーあたり4,200円/月で使えるという、インド人もびっくりな(インド人が驚かせている訳ですけども)、ちょっと頭のおかしい「ZohoOne」というライセンス体系がリリースされるなどありまして、お客様への提案の強力な武器として活用させてもらっています。
上記以外でも、一回お付き合いが始まると最低1年くらいはお仕事をご一緒させていただくことが多く、平均でも2年くらいは契約が継続となっている感じです。
もったいないをサポートする、あるいは気の合う企業をサポートしていく
さて最近のお仕事の代表的なものをつらつらと書き散らしてみましたが、こんどは今後の方向性について。
いろいろな出会いも新しい仕事もあり、独立して以来、細かい悩みはありつつも、仕事人生の満足度は非常に高い感じです。働きすぎということもなく、プライベートとのバランスも全く問題ありません。
プライベートといえば、6月からは学生時代以来でテニスを再開します。
二人の子供が習い始めたのがきっかけで、自分も久々にやりたくなってしまい、結局家族全員でスクールに通う羽目に。
自らクロスセルされに行ってしまった感があります。いわゆるカモですね。
気づいたら43歳の立派なおじさんに育ってしまったので、あまり自由すぎるのもどうかとも思うのですが(もちろんほんとは別に思っていない)、当面はこんな感じで思いつくままに仕事をしつつ、どうしても眠ければ個人オフィスで昼寝して、気が向いたら平日にソロキャンプに行くなど、どう考えても自由を満喫しまくることにはなりそうです。
とはいえ今後の仕事の方向性も考えなくはありません。
例えば、名刺の肩書には、「中小企業診断士」とか「コンサルタント」みたいなことが書いてありますが、自分の仕事の仕方を改めて振り返ってみると、どうしても出会った人や企業と深く付き合うことが多いので、コンサルというよりは、フリーランスや兼業家(副業家)みたいな立ち位置が近く、そして向いているのかなと思い始めました。
その前提で、どんなお客さんが自分にとっていいお客さん(支援したくなるお客さん)なのかなといったことも最近考えたりするのですが、キーワードは「もったいない」or「気の合う」企業かなと思っています。
「もったいない」は、いい商品やサービスを持っているんだけど、マーケティング周りが不得意で、いまいちブレイクしきれない感じの企業イメージ。はたから見ていてもっとこうすればいいのになというちょっともどかしい系の企業はついついお金とは関係なく支援したくなってしまいます。(上から目線ですみません)
「気の合う」は、経営者の方や担当者の方と、価値観があうイメージです。やっぱり仕事に対するスタンス(失敗を許容できるとか、チャレンジングな姿勢とか)にギャップがあるとなかなかうまくかみ合わないので、そのあたりも大事にしていきたいです。
あとはプロジェクトデザインさんのように成長フェーズに入っている企業を見ていると、やっぱり勢いがあって、一緒に仕事していて楽しいなぁとも思います。
もちろんお金も大事なので、家族に迷惑をかけないレベルで、楽しく稼いでいく所存です。
ということで、いつも通り取り留めない感じになりましたが、とりあえず、また来年まで生き延びられますように。なむなむ。