こんにちは。
最近Zoho SalesIQとGoogleアナリティクス(ユニバーサルアナリティクス)、Googleタグマネジャーばかりいじっています。
他の仕事もちゃんとしなきゃと思いながら新しいおもちゃで遊んでいる気分です。
さて、Zoho SalesIQを触り始めて気づいたのですが、このSalesIQには大きく分けて2つの機能があります。
それは、
- ライブチャット
- Webトラッキング
です。
SalesIQのトップページにアクセスすると、Titleに
Live Chat & Website Visitor Tracking Software
とあるように、実はライブチャットの方がメインと感じるメニューや機能構成となっています。
ですので、まずはこの二つの機能があるということを念頭に置いて使い始めないと色々と悩んでしまうことになりそうです。
ライブチャット機能ってどんなもの?
SalesIQにあるライブチャット機能はどのようなものなのでしょうか。
このライブチャットは、他のマーケティングオートメーション製品などにも含まれていることがあるのですが、Webサイトの訪問者(見込み客)と企業側の担当者が製品やサービスについて、Webサイト上でチャットでやり取りをする機能です。
契約前の見込み客とチャットでやり取りするという形態のセールスは、日本ではあまりなじみがないので、利用者としても使ったことがある人は少ないのではないかと思います。
ちなみに日本語ページを「ライブチャット」で検索しても、このような用途の製品などはまず出てこなくて、アダルト系のサイトがヒットしますので、お気を付けください。
日本では、どちらかというとすでに商品やサービスなどの利用を開始している人向けのサポートのためにお使われていることがあるようです。
私も使用している会計クラウドサービスのFreeeなどでは、ログインした状態でチャットで使い方などについて質問することができます。
元々はライブチャットの精度を挙げるためのWebトラッキングツール機能?
今から私が活用していきたいと考えていて、このブログを見ている人もその機能に注目しているのは、おそらくWebトラッキング側の機能でしょう。
もちろんWebトラッキング機能としても十分使える手ごたえは感じていますが、この機能も元々はライブチャットを前提として実装されたものなのではないかと思います。
具体的には、サイトの閲覧ページ数や滞在時間などでスコアリングを行い、スコアが高い人を中心としてチャットでセールスを行うというイメージで構築されていると感じています。
実際のメニューと一つの機能であるVisitors Onlineの画面をご覧ください。
このVisitorsOnlineメニューでは、リアルタイムにWebサイトに滞在してるユーザをビジュアルとしてみることができるのですが、Webトラッキングツールとして考えると、見た目は面白いのですが、「で、これをどうしろと?」という気分になってくるのです。
ライブチャットの機能としてこの同心円は滞在時間や閲覧ページ数のしきい値を表していて、しきい値を超えるたびにどんどん訪問者を示すアイコンが中心に近づいていきます。
ライブチャットを使う場合には、チャットの担当者が中心に近づいたアイコンに対してスコアリングを比較しながら、セールスする相手を絞り込んで対応するという流れなのではないかと思います。
つまり元々の開発コンセプトは、チャットセールスの精度を向上させるためにWebトラッキング機能が組み込まれて、それを他のサービスでも使用できるようにしたというのが実際のところなのではないかと推測しています。
単体ではライブチャットツール、Webトラッキングツールとしては他のサービスとの連携が必須
つまりSalesIQは、単体としては、どちらかというとライブチャットを実現するためのサービスであり、その中のWebトラッキングとスコアリングの機能を使ってデータを生成し、他のサービスなどを連携させて初めて、マーケティングオートメーションの一部として使えるものであるということです。
だから、名前もマーケティングやWebトラッキングなどが含まれていないSalesIQなんですね、たぶん。
このイメージをもっていないと、まだ日本語のマニュアルなどがないこともあって、それぞれのメニューの位置づけがすっきり理解できないということになってしまうかもしれません。
実際私は、そこを理解するまでに少し時間がかかってしまいました。
ですので、そのことを念頭に置きつつ、多くのメニューはそういうことができるんだなくらいで流して、
- トラッキングを正しく行うための設定
- 訪問者のスコアリング(何をもって訪問者を評価するのかとその設定方法)
- 他のサービスとの連携(連携方法とどんなデータを連携するか)
にフォーカスして理解するのが活用の近道といえそうです。